野菜の病気の種類
野菜に発生する病気
家庭菜園で良く発生する病気対策と見分け方。野菜が病気に掛かったら病気を見極めて早期発見・対策が大切です。このページでは野菜が掛かる病気の種類と特徴、病気になる原因について説明しています。
 野菜が病気になったのかも・・・家庭菜園で多いトラブルは野菜が病気になってしまうことではないでしょうか？ 野菜の病気を蔓延させてしまって、せっかく植えた野菜が全滅・・・なんてことにならないようにするためには早期の正しい病気の対策が大事です。 野菜が病気になっても慌てないで・・・ 慌てて病気の対策をする前に、一呼吸おいて、まずは野菜がどの病気に掛かったのかを見極めることが先決。 野菜がかかる病気の症状は見た目が似ているので、見当違いの薬剤や処置を行うと「ますます進行」なんて事にもなりかねません。 このページでは野菜が掛かる病気の種類を写真付きで詳しく紹介していますので、どの病気になっているかを見極めてから適切な対策と防除を行いましょう。 |
多くの野菜に発生する病気の種類 |
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 野菜の病気は特定のグループ毎に決まって発生することが多いのですが、病気の中にはあらゆる野菜に発生するものがあります。このカテゴリではどの野菜にも発生する代表的な病気を紹介します。まずはこのカテゴリで調べて無ければ次の科目ごとのカテゴリに進みましょう。 |
うどんこ病
発生時期5～10月
症状：葉にうどん粉のような白い斑点が出来る。
モザイク病
発生時期3～11月
症状：葉にモザイク状の病斑が発生して株が枯れる。
疫病
発生時期５～８月
症状：黄褐色の小さな病斑が出来て、その後は全体に広がる
軟腐病
発生時期6～10月
症状：外葉が水が染み出た様になり株が軟化して腐敗する。
灰色かび病
発生時期3～12月
症状：水が滲んだようになって褐色して腐敗する。
べと病
発生時期４～９月
症状：植物ごとに症状が違うが葉に黄色い病斑が出る。
根腐病
発生時期7～９月
症状：植物ごとに症状が違うが根が腐り生育不良になる。
苗立枯病
発生時期3～11月
症状：幼苗期の地際付近の茎が水が染みたようになる。
細菌病
発生時期3～11月
症状：細菌が原因で起こる野菜の不治の病。
アブラナ科の野菜に多い病気 |
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 アブラナ科の代表的な野菜白菜・キャベツ・カブ・大根・タアサイ・小松菜・ミズナ・ラディッシュ |
白さび病
発生時期 春と秋
症状：葉の表裏に白い斑点が出て表皮が破れ丸く広がる。
根こぶ病
発生時期9～12月
症状：根に大小のこぶが出来て生育不良になり腐敗する。
べと病
発生時期５～６月
症状：葉脈間に褐色の病斑が出て苗は葉裏にカビが生える
軟腐病
発生時期：春と秋
症状：地面際の葉に水が染みた様な病斑が出来て腐敗する
黒腐病
発生時期春と秋
症状：葉の縁近くに灰色の斑点が出来てＶ字型に広がる。
菌核病
発生時期秋と冬
症状：葉の一部に灰色の病斑が発生するが臭いはない。
萎黄病
発生時期８～９月
症状：葉が奇形したり変色したりして最後は株が枯死する。
尻腐病
発生時期10～1月
症状：白菜などの外葉や葉柄に暗褐色の病斑が発生する。
ウリ科の野菜に多い病気 |
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 ウリ科の代表的な野菜キュウリ・スイカ・ゴーヤ・メロン・カボチャ・シロウリ・冬瓜・ヘチマ・ズッキーニ・ニガウリ |
うどんこ病
発生時期夏から秋
症状：葉にうどん粉をまぶしたような小さい白い斑点が出る
モザイク病
発生時期夏から秋
症状：害虫から伝染する。葉に濃淡のモザイクが出る。
ベト病
発生時期５～８月
症状：葉に淡黄色の斑点が出来る。梅雨時期に多い病気。
疫病
発生時期５～８月
症状：黄褐色の小病斑が出来て、その後は全体に広がる。
炭そ病
発生時期初夏
症状：梅雨時に多く灰白色の病斑が出来て葉に穴があく
つる枯病
発生時期６～７月
症状：葉に褐色の病斑が出て枯れた葉には黒色の粒がある
つる割病
発生時期６～７月
症状：株が昼間は萎れるが夜に回復を繰り返し茎基部が変色
斑点細菌病
発生時期６～８月
症状：初期は葉や茎に水が染み出たような斑点が出来る。
ナス科の野菜に多い病気 |
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 ナス科の代表的な野菜ナス・トマト・ミニトマト・ピーマン・パプリカ・シシトウ・ナガトウ・トウガラシ |
青枯病
発生時期５～６月
症状：上の葉が日中に萎れ夜に回復青みを残したまま枯れる
疫病
発生時期６～７月
症状：葉・茎・葉の全ての部分に暗褐色の病斑が発生する。
萎凋病
発生時期７～８月
症状：初期は茎の先端が萎れ、葉が黄色く変色して枯れる。
黄化葉巻病
発生時期６～９月
症状：上の方の葉から黄色くなって縁側から丸まっていく。
半身萎凋病
発生時期５～７月
症状：葉や枝の半分だけ枯れる。茎の中の半分が褐色になる
苗立枯病
発生時期4～7月
症状：幼苗の地際付近の茎が水が染みたような褐色になる。
そうか病
発生時期初夏と秋
症状：ジャガイモの表面に周囲が盛り上がった病斑が出る
粉状そうか病
発生時期初夏と秋
症状：瘡蓋の様な淡い褐色の病斑が出て中に白い胞子が発生
灰色かび病
発生時期４～６月
症状：水が染みたような病斑に灰色をしたカビが生える。
尻腐病
発生時期６～９月
症状：果実の先端に水が染みたような病斑が発生して腐る。
褐色腐敗病
発生時期６～９月
症状：茶褐色で水が染みた様な病斑が出て柔らかく腐る。
葉かび病
発生時期６～８月
症状：葉に薄い黄色の病斑が出て、裏側に褐色のカビが出る
褐色円星病
発生時期８～９月
症状：直径５㎜ほどの黄色の縁取りの淡い褐色の病斑が出る
斑点病
発生時期初夏～秋
症状：葉の表裏に褐色の病斑、内側に黄色い病斑が発生
マメ科の野菜に発生する病気 |
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 マメ科の代表的な野菜エダマメ・エンドウ・ソラマメ・シカクマメ・インゲンマメ・ラッカセイ |
うどんこ病
発生時期５～６月
症状：葉にうどん粉をまぶしたような白い斑点が出る。
白絹病
発生時期７～８月
症状：根元部が水に染みたようになって褐色に変色する
立枯病
発生時期７～９月
症状：上の葉から黄色く変色して最後は全体的に枯れる。
灰星病
発生時期６～８月
症状：葉に不規則な枯れたような斑点が発生する病気。
斑点細菌病
発生時期７～８月
症状：葉全体に突いたような褐色の斑点模様が多数できる。
ベト病
発生時期7～11月
症状：葉に輪郭がはっきりしない薄い黄色の斑点が出る。
褐斑病
発生時期３～10月
症状：葉・茎・葉にいびつな形の褐色の斑点が現れる。
モザイク病
発生時期7～10月
症状：害虫により感染。葉にモザイク状の模様が出る。
えそモザイク病
発生時期５～６月
症状：葉や茎にえそ状の病斑が出て草丈が高くならない。
赤色斑点病
発生時期５～６月
症状：葉や茎に赤褐色の病斑が現れ次第に全体に広がる。
そうか病
発生時期6～10月
症状：新葉裏に褐色の斑点が出て葉が内側に巻いてくる
炭そ病
発生時期 初夏
症状：梅雨時に多く灰白色の病斑が出来て葉に穴があく
その他の科の野菜に発生する病気 |
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| その他の野菜に発生する病気 「ユリ科」「セリ科」「ショウガ科」「シソ科」「ヒルガオ科」「サトイモ科」「ゴマ科」「キク科」「アオイ科」「バラ科」「イネ科」「アカザ科」「シナノキ科」「ヤマイモ科」などに以下の病気がよく発生します。 |
茎枯病
発生時期4～11月
症状：茎に縁が赤褐色の黄色の水じみの様な病斑が出る。
萎黄病
発生時期1～12月
症状：葉が奇形したり変色したりして最後は株が枯死する。
葉枯病
発生時期6～10月
症状：長雨時に発生、葉先から白色の病斑が出て枯れる。
野菜の病気対策と害虫対策 Guide Book
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