灰星病の見分け方や原因と対策は?灰星病はマメ科の植物に良く発生する病気です。灰星病が発生する原因や葉枯れ病の治し方・灰星病の予防と対策などを画像を交えて分かりやすくレクチャーします。
・灰星病の特徴と見分け方
・灰星病が発生する時期は?
・灰星病が発生する原因は?
・灰星病のおすすめ治療薬
・灰星病を防ぐポイントは?
・灰星病の治療と対策まとめ
灰星病(はいほしびょう)はカビによる病害でマメ科の野菜や果樹に良く発生します。
灰星病の初期症状は、葉に灰白色の不規則な斑点が現れて、やがて病斑は葉全体に拡大、最後は黄淡色の大きな病斑になる病害です。
内部に黒色の斑点が出来ることと葉の健康な部分と病斑が出ている部分とではっきりと分かれるのも灰星病の特徴。
マメ科の野菜の新梢では病斑からヤニが出て、それより上部が枯死することがあります。
灰星病が発生しやすい時期は6月~8月にかけてです。
梅雨が始まる6月頃から、気温が上がって湿度が下がる8月頃までが発生の時期です。
灰星病は多湿の時期が続くと発生しやすくなり、特に水はけの悪い土壌で発生します。
灰星病はカビによる病害で一度発生した畑では何度も再発します。
感染源は古い株や果実を処分していない事でカビが冬越しして春に胞子が繁殖して新苗に付着することが発生原因です。
土壌が多湿状態の時にカビが活性化するので畑やプランターの水はけが悪い事も発生原因です。また、収穫時の際に利用したハサミやナイフなどを通じて発生した株から健康な株へ感染します。
灰星病が発生する原因は、水はけが悪い土壌で育てている、以前に植えた野菜の処分を適切にしていない、高温多湿の気候が続いているなどです。
灰星病を改善せずに放っておくと、発病部分はやがて干からびて除去しない限りいつまでも残ります。
被害が広がったまま放置すると、野菜の生育が悪くなったり葉や茎が奇形になったりします。
株が大きくなってからは大きな問題にはなりませんが、登頂付近(成長点)や果実が灰星病にかかった時はそれより先が枯死することもあります。
オーソサイド水和剤80
多種のカビに効果がある薬剤です。特効性があり薬害が低いので、幼苗期や収穫前の果実の散布にも有効です。水生生物や益虫に対する影響はほとんどありません。
散布剤としての用途のほか、種子消毒・土壌灌注などにも使用できるので、灰星病以外にも腐敗病や苗立枯病などの土壌病害に優れた効力があります。
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ダコニール
灰星病などカビが原因の病害におすすめの薬剤です。
葉が変色する細菌やカビが原因の病害にも効果が期待できる、経済的な薬剤です。
耐雨性と耐光性にも優れ残効性なので使用回数が少なく残留性が低め。
フロアブルタイプ(希釈タイプ)なので、必要な量だけを作れ、散布後の野菜の汚れが少ないのもおすすめできる理由です。
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一旦灰星病にかかってしまったら薬剤を使わずに改善するのは難しいのですが、灰星病が発生した葉を畑から持ち出して焼却処分しましょう。
その後、他の株からの蔓延を抑制する為に水はけの良い環境を整えて再発を防ぎます。
灰星病が畑全体に広がってしまった時は薬剤改善をするしか手立てはありません。薬剤を使用したくない方は、灰星病に掛かりにくい畑環境を作っておくことが大切です。
灰星病は畑全体に広がってしまう前に早急に対策を行うのがベストです。万が一処置が遅れてしまい病害を蔓延させてしまった時は効果が見込める薬剤を利用することも考えましょう。
生育初期や収穫前の薬剤使用であれば、決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響は殆どありません。