メロンに良く発生する病気の症状と対策。病気を確実に治療するには早期発見が大切です。そのためにはメロンの葉や茎・根の状態からどの病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えてメロンが良く掛かる病気の予防・発生原因・治療対策について分かりやすく説明しています!
メロンが掛かる病気の種類と症状 |
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メロンはウリ科の野菜で、日当たりの良い通気性と排水性の高い土壌を好みます。 水はけの良い土壌を好み多湿に極端に弱い性質をしているので、メロン栽培では水の与えすぎにならないようにすることが病気の発生を抑制する最大のポイントになります。 メロンが病気になりやすい時期は特に梅雨の長雨が続く時期。多湿が続くとカビが原因で起こる病気に良く掛かります。 メロンに発生する病気でよく見かける症状は 葉が褐色になる・白い粉が葺いた様になる・葉が萎れる・葉に白いカビが生える・葉に小さな黄色の斑点が出る・根が腐る・葉に穴が空く・株全体が萎れる・葉が枯れる・成長が悪い などで、これらの症状が出た時は病気の発生を疑いましょう。 |
メロンのうどん粉病 |
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メロンの葉にうどん粉のをまぶした様な白色の斑点が出る病気。進行すると葉全体に拡がる。発生しやすい時期:6~8月 症状の特徴:カビが原因の病気。初期症状は白色の小斑点が現れ進行すると葉の表面全体に拡がる。 発生条件:梅雨時の冷涼で乾燥状態が長く続くと発生しやすい。 治療方法:薬剤での治療が可能。 うどん病の詳しい治療法と対策はこちらから |
メロンのつる割病 |
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メロンの株が昼に萎れて夜に回復を繰り返す病気。進行すると萎れたまま回復しなくなる。発生しやすい時期:6~7月 症状の特徴:株が昼間は萎れ夜に回復することを繰り返す。病気が進行すると回復せず萎れてしまう。 発生条件:ウリ科の野菜との連作。 治療方法:薬剤による治療のみ可能。 つる割病の詳しい治療法と対策はこちらから |
メロンのべと病 |
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メロンの葉に薄い黄色の小病斑が出る病気・葉裏にはすす状や白色のカビが生える病気。発生しやすい時期:6~8月 症状の特徴:カビが原因で起こる病気で、淡黄色の小病斑が葉脈に沿って発生する。進行すると角張った紋斑に変わる。 発生条件:低温多湿の環境で発生しやすい。 治療方法:薬剤による治療が可能。 べと病の詳しい治療法と対策はこちらから |
メロンの斑点細菌病 |
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メロンの葉に薄い黄色の病斑が出る病気・進行すると角張った褐色の大きな病斑になる。発生しやすい時期:6~8月 症状の特徴:初期は水が染みた様な病斑が出来て、進行すると褐色の病斑になる。 発生条件:夏の高温期(20~30℃)に多湿になると発生しやすい。 治療方法:薬剤による治療が可能。 斑点細菌病の詳しい治療法と対策はこちらから |
メロンが掛かるその他の病気の種類は? |
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メロンのモザイク病 害虫の吸汁によって引き起こされるウイルス性の病気。葉にモザイク模様の病斑が出るのが特徴。治療薬がない野菜の不治の病と言われています。 モザイク病の対策 メロンの黒点根腐れ病 カビによる土壌障害。収穫時期に発生しやすく、株が日中萎れ夜に回復することを繰り返しながら最後は枯死します。 根腐れ病の対策 メロンのつる枯病 カビが原因の病気です。葉の一部が褐色になり黒い粒が現れる病気。致命的な被害になることは稀です。 つる枯病の対策 |
メロンの病気の発生を防ぐための対策は? |
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メロンは多湿に弱いので、雨が続く時期はプランターを雨の当たらない場所に移動させる、露地栽培では高畝にして雨よけをするなどしっかりと病気の対策しましょう。 夏場の水やりは毎日夕刻に行います。土壌の排水性が悪い時は多湿にならないように注意しましょう。水はけが悪い土壌や雨が多いとカビによる病気が発生しやすくなります。特に梅雨時期の雨が続いた時は水の管理に注意しましょう。 病気の発生を予防するためには苗を植え付ける気温にも注意しましょう。メロンは高温性の野菜なので、昼は28~30℃、夜間は18~20℃の温度が必要です。18℃以下だと生育も悪く病気に掛かりやすくなります。 メロンを病気に掛からずに育てるために肥えた土壌で育てるようにしましょう。プランターや鉢で育てると軟弱になってしまいます。プランターや鉢で育てる時は抵抗性接ぎ木を利用すると土壌病害を予防し病気の発生を抑えられます。 |