エダマメに発生する病気の種類・病気の症状と対策。野菜の病気は早期発見が大切です。エダマメの葉や根・実の変色や変形からどの種類の病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えてエダマメの病気の予防・治療法方法・原因について分かりやすく説明します!
エダマメが掛かる病気の要因と多い症状 |
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エダマメを栽培する時は株間を適正に取って、肥料は窒素分が多くなり過ぎないように適量与えることが病気の発生の予防対策になります。 また、枝豆は酸性土壌を好む野菜のため、土壌の酸度を適切に調整してやることも病気を発生させないためにはポイントです。 エダマメに発生する病気に多い見た目の症状は 葉に白い点が出来る・葉が黄色くなる・葉が褐色になる・葉に灰色の不規則な点が出来る・葉が水に染みたようになる・小さな斑点が出来る・葉に白いカビの様なものが生える・葉にモザイク模様が出来る・葉に穴が空く・萎れる・枯れる・成長が悪いなどです。 |
枝豆のうどんこ病 |
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枝豆の葉にうどん粉のような白い粉をまぶした紋斑模様が出来る発生しやすい時期:5~6月 症状の特徴:小さな白色の斑紋が出来始め進行するとうどん粉の様な白いカビで覆われる。 発生条件:低温で乾燥状態が長く続くと発生する。 治療方法:無農薬と薬剤両方での治療が可能。 うどんこ病の詳しい治療法と対策はこちらから |
枝豆のべと病 |
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枝豆の葉にぼんやりとした薄い黄色の斑紋が現れる発生しやすい時期:8~10月 症状の特徴:病斑ははっきりとしない。葉の裏側を見るとカビの様なものが生えている。 発生条件:水はけの悪い畑で密植していると発生する。 治療方法:無農薬と薬剤による治療が可能です。 べと病の詳しい治療法と対策はこちらから |
枝豆のモザイク病 |
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枝豆の葉に濃淡のある緑色や黄色のモザイク状の模様が出る発生しやすい時期:7~10月 症状の特徴:葉だけでなく茎や花・果実にモザイク状の模様が発生する。 発生条件:アブラムシの寄生により伝染する。 治療方法:無農薬と薬剤による治療が可能です。 モザイク病の詳しい治療法と対策はこちらから |
枝豆の白絹病 |
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枝豆の地際部近くの茎の表皮が腐敗して褐色に変色する発生しやすい時期:7~8月 症状の特徴:病気に侵されると株の根元付近の土に絹のような白色のカビが生える。 発生条件:気温が高い時期の酸性土壌で発生しやすい。 治療方法:薬剤による治療が可能です。 白絹病の詳しい治療法と対策はこちらから |
枝豆の立ち枯れ病 |
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枝豆の株の上部の葉が黄色く変色して萎れる発生しやすい時期:7~9月 症状の特徴:しだいに生育が悪くなり、最後は株が立ったまま枯れてしまう。 発生条件:連作している畑や高温多湿の条件下で多発します。育苗時や植え付け時期が遅れると発生しやすい。 治療方法:薬剤による治療のみ可能です。 立枯病の詳しい治療法と対策はこちらから |
枝豆の灰星病 |
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枝豆の葉に不整形で灰白色(薄い茶色)の枯れたようなはっきりとした病斑が出る発生しやすい時期:6~8月 症状の特徴:小さな灰白色の斑点が淡黄緑の病斑に拡大する。病斑の中に黒い斑点が出来る。 発生条件:水はけの悪い畑で長雨が続くと発生する。 治療方法:無農薬と薬剤による治療が可能です。 灰星病の詳しい治療法と対策はこちらから |
枝豆の斑点細菌病 |
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枝豆の葉に黄色の縁取りの針でつついたような褐色の斑点が出来る。 |
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発生しやすい時期:7~8月 症状の特徴:小さな褐色の斑点同士が合体して葉脈に沿って拡大するので不整形な病斑になる。 発生条件:水はけの悪い畑で長雨が続くと発生する。 治療方法:無農薬と薬剤による治療が可能です。 斑点細菌病の詳しい治療法と対策はこちらから |
エダマメが掛かるその他の病気の種類は? |
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炭そ病:葉が褐色化して穴が空く 炭そ病の症状と対策 ウイルス病:葉が変形したり変色する ウイルス病の症状と対策 |
エダマメの病気の発生を防ぐための対策は? |
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エダマメの病気を防ぐためには連作を避けることが一番大切です。病気の発生を予防するために、有機肥料(堆肥)を少なめにして弦ボケ(軟弱化)させないようにしましょう。 窒素分を多く含む肥料を与えすぎるとうどんこ病にかかりやすくなり、土壌酸度が低いと白絹病が発生しやすくなります。葉が枯れる時は病気だけでなく水不足も疑います。梅雨明け後の水不足は生育にも影響するので注意しましょう。 エダマメにはカメムシやアブラムシが寄生しますが、これらの害虫によって様々なウイルス病に感染されられてしまいます。病気の予防として害虫駆除もしっかりと行う事が大切です。 |