本文へスキップ

タマネギ病気対策

タマネギが掛かる病気と治し方

タマネギに良く発生する病気の症状と対策。病気を確実に治療するには早期発見が大切です。そのためにはタマネギの葉や茎・根の状態からどの病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えて胡瓜が良く掛かる病気の予防・発生原因・治療対策について分かりやすく説明しています!

タマネギが掛かる病気の種類と症状


タマネギの病気の症状と対策タマネギはユリ科の野菜で病気に強い野菜です。酸性土壌を極端に嫌う野菜なので、土壌酸度に注意することが病気の発生を抑えるポイントです。

タマネギは日当たりのよい場所で育てることで病気の発生を抑えることが出来ます。冷涼な気候を好むので植え付け時期に注意しましょう。

タマネギは窒素分が多くなると腐敗しやすくなるので元肥をしっかりと与えて追肥はやや少なめにします。また深植えしすぎると春先に生育不良となり腐敗する原因となるので注意しましょう。


タマネギに発生する病気でよく見かける症状は


葉に斑点が出来る・葉が萎れる・葉が枯れる・葉が黄色くなる・葉が茶色くなる・葉に水染みが出来る・苗が枯れる・苗が萎れる・葉に小さな黄色の斑点が出る・葉に穴が空く・株の成長が悪い・根が腐る

など症状は多岐に渡ります。





タマネギの腐敗病

タマネギの水が染みたような病斑が出来る。


タマネギの腐敗病(葉に水染み・葉が萎れる、枯れる病気)発生しやすい時期:11~6月

症状の特徴
:タマネギに最も多い病気です。葉に暗緑色の小斑点が発生してひっついて拡がり水が染みたような病斑になる。葉の付け根に拡がると結球部が腐敗する。

発生条件
:強い雨や風によって株が傷付くと病気が多発します。

治療方法:発病した株を抜き取る。薬剤での治療が可能。
腐敗病の対策と治療方法はこちらから



タマネギのべと病

タマネギの葉に黄白色の病斑が出来る病気。


タマネギのベト病(葉の縁に黄白色不整形の病斑が出る病気)発生しやすい時期:春と秋

症状の特徴
:葉に黄白色の長円形の病斑が生じて病気が進行すると濃い黄色に変わり枯れてしまう。

発生条件
:多湿が続くとき。

治療方法:薬剤による治療が可能

べと病の対策と治療法はこちらから



タマネギが掛かるその他の病気の種類は?

萎縮病

ウイルス病の一種。葉が変形したりモザイク模様や条斑が発生する。ウイルスによる病気なので治療法はありません。
ウイルス病の対策

黒斑病

葉の表面に褐色の同心円をした病斑が現れて大きくなりながら黒色に変化していく病気。ベト病と同じ治療法で治ります。
黒斑病の詳しい治療と対策はこちら

乾腐病

カビが原因の病気で、タマネギの根や塊茎などが軟化せずに腐敗する病気。治療は菌核病と同様で、トリフミン水和剤やベンレート水和剤が有効です。
菌核病の治療と対策はこちら

灰色腐敗病

葉や茎が水に染みたような病斑が出来て軟化して白色のカビが生える病気。アミスター20が有効。
腐敗病の治療と対策はこちら




タマネギの病気の発生を防ぐための対策は?


タマネギは畑の水はけを良くし風通しと日当たりの良い場所で育てると病気の発生を防ぐことが出来ます。タマネギは連作に向きませんが、イネ科の作物と輪作すれば連作は可能です。

タマネギは高温多湿を大変嫌うため、梅雨時期にカビによる病気が多発する傾向があります。特に梅雨時期の雨が続いた時期は水やりを控えるなど工夫しましょう。

土壌の排水性が悪い畑は伝染性の病気が蔓延しやすくなります。畝や畝の間に水が溜まらないように注意が必要です。

タマネギは窒素分を与えすぎると腐敗しやすくなるので、追肥は控えめにして元肥をしっかりと与えておくようにしましょう。

     




野菜種類別の病気対策一覧ページへ

     Tweet     はてなブックマークに追加