リーフレタスが掛かる病気の種類・その症状と対策。病気は早期発見が大切です。リーフレタスの葉や根の変色や変形から病気の種類を正しく判断しましょう。画像を交えてリーフレタスが掛かりやすい病気の予防・治療法方法・原因について分かりやすく説明しています!
リーフレタスが掛かる病気の要因と多い症状 |
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リーフレタスは乾燥には強いのですが、多湿を極端に嫌う野菜です。 日当たりが良く冷涼な気候を好みますので、気温が高い多湿の時期に栽培すると病気の発生が多くなります。畑の水はけを良くして多湿にならないように注意しましょう。 また、キク科の野菜を植えた後にリーフレタスを連作すると病気が発生しやすくなります。 リーフレタスに発生する病気の主な症状は 葉が黄色くなる・葉に水じみが出来る・外葉の縁が褐色になる・根元が腐る・葉に穴が空く・葉が萎れる・葉が枯れる・株がブヨブヨになる・成長が悪くなる などです。 |
リーフレタスの斑点細菌病 |
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リーフレタスの外葉の縁に水が染みたような褐色の斑点が出来る。発生しやすい時期:4~11月 特徴:土壌感染するので早急な治療が必要 発生条件:細菌による病気で外葉に不整形の褐色の斑点が出来始め症状が進むと葉が枯れる。 治療方法:薬剤による治療が可能。 斑点細菌病の詳しい治療法と対策はこちらから |
リーフレタスの腐敗病 |
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リーフレタスの結球した外葉に黒光りの不整形な褐色の病斑が現れて腐敗する。発生しやすい時期:10~11月 特徴:細菌が原因の病気で最近の種類により出る症状が異なる。最後は株が腐敗してしまう。 発生条件:高温で多湿で多発します。 治療方法:薬剤による治療のみ可能。 軟腐病の詳しい治療法と対策はこちらから |
リーフレタスの灰色かび病 |
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リーフレタスの葉の縁に灰色のカビが生えて徐々に病斑が広がっていく。発生しやすい時期:6~10月 特徴:他の株にも伝染する。切り取った葉を地面に残しておくとそこでも菌が繁殖してしまう。 発生条件:気温が低く雨が続くと多発する。 治療方法:薬剤での治療が可能。 菌核病の詳しい治療法と対策はこちらから |
リーフレタスが掛かるその他の病気は? |
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根腐病:根の表面に病斑が出来る 根腐病の詳しい対策こちら べと病:葉に染みたような斑点が出来る べと病の詳しい対策はこちら 軟腐病:株の根が腐る 軟腐病の詳しい病気対策はこちら |
リーフレタスの病気の発生を防ぐための対策は? |
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リーフレタスの病気を予防するには多湿にならないように乾燥気味で育てる事が大事です。 用土は有機系肥料(堆肥)を多めに施してふかふかで水はけの良い土壌作りを心掛けましょう。 細菌が発生原因の病気は菌自らが野菜に伝播することは出来ません。人為的な感染・害虫による感染・自然現象による感染などで病気が発症します。 これらの原因によって病気が感染するのを防ぐために、使用した道具の消毒を行い、害虫を駆除する、切り取った葉や果実は畑の外に持ち出して処分するなどは徹底して行いましょう。 リーフレタスは乾燥には強いのですが多湿を極度に嫌いますので、水やりは用土の表面が乾いた時に少量だけ細目に行うようにします。水はけが悪い土壌で雨が多い気候で病気が多発しやすいので、梅雨時期と秋の長雨時期の水やりは極力控えることも病気を防ぐ上で重要なポイントです。 |