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ミョウガ病気対策

ミョウガが掛かる病気と治し方

ミョウガに発生する病気の種類・その症状と対策。野菜の病気は早期発見が大切です。ミョウガの葉や茎・果実の変色や変形からどの種類の病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えてミョウガの病気の予防・治療法方法・発生原因を分かりやすく説明します!

ミョウガが掛かる病気の種類と症状

ミョウガの病気の症状と対策ミョウガは強い光を嫌い腐植土を好む日本原産のショウガ科の野菜です。乾燥に極端に弱く、日照が強いと日焼けを起こし地上部が枯れてしまうことがあります。

地上部に出ている葉や茎の状態や株全体の変化をよく観察して病気の早期発見に努めましょう。

ミョウガは苗の乾燥を防ぐために、堆肥マルチや敷き藁などで保湿性を高め、土壌が乾燥しないようにこまめに水やりをすることが病気の発生を予防する最大のポイント。


ミョウガが掛かる病気に多い症状

葉が萎れる・葉が枯れる・葉にモザイク模様が出る・株が萎れる・株が枯れる・葉が黄色くなる・葉が茶色くなる・葉に水染みに似た病斑が出る・茎が枯れる・茎が萎れる

などでこれらの症状が出た時は病気を疑いましょう。






ミョウガの根茎腐敗病

ミョウガの地際部に水染みが出来て枯れ始める。


ミョウガの葉が凸凹になる。凹みや盛り上がりが出来る病気発生しやすい時期:4月~8月

症状の特徴
:カビが原因の病気。ミョウガの地際部にあめ色をした水染みが出来る。病気が進行すると葉は黄褐色になり、株が簡単に引き抜けるほど枯れます。

発生条件:病原菌に感染した種ミョウガから発病することが多く、同じ畑で連作すると根茎腐敗病は発生しやすくなります。

治療方法
:初期なら薬剤による治療が可能。



ミョウガが掛かるその他の病気の種類は?

ミョウガの葉枯れ病

カビが原因で病原菌の糸状菌の種類により症状が変わります。初期は葉先から白色の小さな病斑が現れ、病気が進行するにつれて次第に大きくなります。病斑の境目が黄色くなるのが特徴。


葉枯れ病の治療と対策はこちら


ミョウガのいもち病

葉や茎に発生。葉に初期は褐色で縁が黄色の小斑点が現れ、進行すると灰白色で縁が褐色の病斑に変わる。更に進行すると病斑部の外側に黄色の紡錘形の大型病斑となる。塊茎では地上部に出ている部位の葉鞘部が、水が染みたような状態または褐変する。葉鞘にそって病斑が進行するため、条斑状の病斑になる。

病気の対策:露出した塊茎に感染するので、特に、9月中旬~10月中旬までは土寄せを行い、塊茎が露出しないようにする。


紋枯れ病

葉鞘の症状は灰緑色や茶褐色の円形病斑が出来て、進行すると不整形病斑になり中心部は淡褐変し穴があく。葉の症状は水が染みたような病斑が出来て、進行すると不整形の大型病斑になる。塊茎の症状は、表皮があめ色になる。

病気の対策:30度以上で多湿になると発生しやすい。病気に感染した種ミョウガから発病する。連作を避ける。





ミョウガの病気の発生を防ぐための対策は?

ミョウガが掛かる病気の治療と対策まとめミョウガに発生する病気の大半は、土壌の多湿と極度の乾燥が発生の原因となります。

ミョウガの根茎腐敗病が発生した畑で翌年以降も続けて植えると、残渣の中で菌が越冬した菌が春になって再び繁殖をはじめ、病気が再発してしまいます。数年空けて病原菌を死滅させましょう。

ミョウガは種ミョウガから病気が発生することが多いので、スーパーなどではなく、病気に感染していない検査済みの種ミョウガを購入することで病気の発生を防ぐことが出来ます。

ミョウガは半日陰を好む野菜。病気を防ぐためには、保湿性の高い土壌で育て、夏場以降は水やりを欠かさないことが大事です。敷き藁などで乾燥防止に努めましょう。

梅雨や秋雨時期など雨が多い季節は、病気の原因菌が雨水によって畑中に広がってしまいます。病気が蔓延しないように排水経路の見直し、畝や畝間に水がたまる場所がないかの確認を行い病気の感染予防を心がけましょう。

       




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