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ジャガイモ病気対策

ジャガイモが掛かる病気と治し方

ジャガイモに発生する病気の種類・その症状と対策。野菜の病気は早期発見が大切です。ジャガイモの葉や茎・果実の変色や変形からどの種類の病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えてジャガイモの病気の予防・治療法方法・発生原因を分かりやすく説明します!

ジャガイモが掛かる病気の種類と症状

ジャガイモの病気の症状と対策ジャガイモは実はピーマンと同じナス科の野菜です。ジャガイモはナス科の野菜を植えた畑で連作が出来ないので注意しましょう。

ジャガイモは地中に出来るため、病気の発見は容易ではありません。地上部に症状が出た時は手遅れになっていることも。株の変化をよく観察して病気の早期発見に努めましょう。

ジャガイモは日当たりの良い冷涼な気候を好む野菜で、極度の日照不足と多湿を嫌う性質をしています。水はけが良く日当たりの良い土壌で育てることが、病気の発生を予防するポイントです。


ジャガイモが掛かる病気に多い症状

葉が萎れる・株が萎れる・葉が枯れる・株が枯れる・葉が丸まる・葉にモザイク模様が出来る・葉が曲がる・葉が黄色くなる・葉が茶色くなる・葉の縁に病斑が出来る・葉が巻く・芋が腐る・芋の表面が凸凹になる、などです。





ジャガイモの疫病

ジャガイモの葉に周辺が青色で暗褐色の病斑が出来る病気


ジャガイモの葉や茎に茶褐色の水染みのような病斑が出る病気発生しやすい時期:5~7月と11月

症状の特徴
:葉の症状は水染みのような褐色病斑が出て、周囲に青み掛かった部分がある。茎には暗褐色の病斑が出来る。

発生条件
:多湿の環境が続くと発生する。水やりや降雨で泥が株に跳ねあがって感染する。

治療方法
:薬剤での初期治療が有効。


疫病の治療と対策はこちらから



ジャガイモのそうか病

ジャガイモの芋の表面に円形の凹みや盛り上がりが出来る。


ジャガイモの葉が凸凹になる。凹みや盛り上がりが出来る病気発生しやすい時期:5~7月・10~12月

症状の特徴
:ジャガイモの芋の表面に円形の盛り上がりや凹んだ病斑が出来る。

発生条件:石灰や鶏糞を多用してアルカリ性になった土壌で発生しやすい。

治療方法
:発病後の治療薬はありません。発病が心配な方は植え付け前にネビジン粉剤などの予防薬を混和しましょう。



ジャガイモが掛かるその他の病気の種類は?

黒あざ病:ジャガイモの茎の地際や芋に褐色(黒色)の病斑が出来る。地上部は下葉の黄化や頂葉が巻き上がる症状。黒くずいもや緑化イモが増える。褐斑病と同じ治療薬(トップジンM・ダコニール)が有効です。
褐斑病の治療と対策


モザイク病:ジャガイモの葉の表面にモザイク模様が出来て進行すると生育が止まる病気。
モザイク病の治療との対策


軟腐病:ジャガイモの根の部分が腐って、異臭を放って進行すると株が枯れてしまう病気。
軟腐病の治療と対策


黒あし病:軟腐病と症状は似ているが、主茎が地際から軟化腐敗して最後は株が萎れる。軟腐病のような臭いはない。
発病を確認したら株ごと抜き取って畑の外で処分しましょう。発病後の治療薬はありません。





ジャガイモの病気の発生を防ぐための対策は?

ジャガイモが掛かる病気の治療と対策まとめジャガイモは連作障害があるのでナス科の野菜を植えた畑では最低でも4~5年は間隔をあけるようにしましょう。

病気が発生した畑でナス科の野菜を連作をすると、残渣で越冬した菌が春に再び繁殖して必ず病気が発生します。同じナス科の野菜を植える時は数年空けて病気の発生を抑制しましょう。

ジャガイモは種イモから病気が発生することが良くあります。種イモはスーパーなどの芋ではなく、病気を持っていない検査済みのものを利用することが病気を防ぐポイントです。

ジャガイモは高温多湿が苦手です。病気にならないようにするためには、水はけの良い土壌で育て日照不足にならないように注意しましょう。

梅雨時期や秋雨時期の雨が多い時期は、原因菌が雨水で運ばれて他の株に伝染してしまいます。病気が蔓延しないように排水経路を見直し、畝や畝間に水がたまる場所がないように心掛けることが病気の予防に繋がります。

ジャガイモは降雨や水やりの際の泥を跳ね上げによって土壌中の病原菌が茎や葉の傷口に付着して病気に掛かります。マルチングなどで泥の跳ね返りを防ぐことが病気の予防対策になります。

       




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