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パセリ病気対策

パセリが掛かる病気と治し方

パセリにかかる病気の症状と対策。病気対策は早期発見が大切です。パセリの葉や根の変色や変形からどの病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えてパセリが良く掛かる病気の予防・治療法方法・原因について分かりやすく説明します!

パセリが掛かる病気の原因と症状


パセリの病気の症状と対策パセリはセリ科の野菜で、日当たりの良い場所を好む野菜です。

パセリは水はけが良くも保水力の高い土壌でよく育つため、土質が悪いと病気が発生しやすくなります。

また、高温時は用土の乾燥が長く続くと苗の生育が衰え、同じ畑で続けて植えると連作障害が発生します。同じ畑でせり科の野菜を連作する時は最低でも3年以上は間隔を空けましょう。

パセリに発生する病気に多い症状は

葉が黄色くなる・葉が茶褐色になる・葉が黒褐色になる・葉に白いカビの様なものが生える・苗が枯れる・根が腐る・葉が萎れる・葉が枯れる・葉が縮まる・株の成長が悪い・腐った匂いを放つ

などがあります。上記の症状が出た時は病気を疑いましょう。




パセリのうどんこ病

パセリの葉鞘や葉の表面に小麦粉をまぶした様な病斑が出る病気。


パセリのうどん粉病の対策と治療方法発生しやすい時期:7~10月

症状の特徴
:カビが原因の病気。葉に白い粉をまぶしたような症状が出る。病気が進行すると株ごと枯れてしまう。

発生条件:
雨が少ない年に乾燥が長期間続くと多発する傾向があります。

治療方法
:薬剤による治療が可能。畑の排水計画を見直す。

うどん粉の治療と対策はこちらから




パセリの苗立枯病

パセリ苗の茎の根元が細くなり茶色く変色して立ったまま枯れる


オクラの苗が立ったまま枯れる「苗立枯病」発生しやすい時期:5~6月

症状の特徴
:土壌中のカビが原因で発生する病気。病気が進行すると株が立ったまま枯れてしまう。
発生条件:梅雨時期など雨が続き土壌が高温多湿になると発生しやすくなります。

治療方法
:薬剤による治療が可能。

苗立枯病の詳しい治療法と対策はこちらから



パセリが掛かるその他の病気は?


炭素病

あらゆる部位で発病しますが、パセリの場合は葉の縁が褐色の円形をした病斑が現れます。病斑の中央部分の色が薄くなって破れることが多い。

黒色根腐れ病の詳しい対策

軟腐病

パセリの根に水染みのような病斑が現れる。病気が進行すると根が軟化し腐敗します。葉がしおれ根部が悪臭を放つのがこの病気の特徴です。

軟腐病の詳しい対策

疫病

パセリの葉や茎に水が染みたような症状が出るカビが原因の病気。梅雨や秋雨の時期に多発する傾向があります。

軟腐病の詳しい対策




パセリの病気の発生を防ぐための対策は?

パセリの病気対策パセリの病気の発生を予防するコツは畑の状態を良好に保つことが一番です。病気を防ぐためには水はけが良く保水力の高い栽培しましょう。

また気温が高くなる夏以降は乾燥しやすくなります。乾燥が続くと発育が悪くなり、うどんこ病が発生します。こまめに水やりを行うことで病気を予防できます。

パセリは多湿が苦手。特にカビが原因の病気が多いので、梅雨や秋雨など雨が続く時期は、雨除け対策を徹底するなど十分に注意が必要です。

せり科の野菜は連作に弱い性質をしています。連作障害を防ぐために、同じ畑にせり科の野菜を連続して植えないようにしましょう。

     




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