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コナジラミ

コナジラミの対策と駆除

コナジラミがの正しい駆除と対策や発生する原因は?コナジラミはあらゆる野菜にも発生する害虫で様々病気のウイルスを野菜に運んでくる厄介な害虫です。ここではコナジラミの駆除法や発生予防と対策などを分かりやすくレクチャーします。

コナジラミの見た目の特徴や生態と被害(食害跡)

コナジラミ(成虫と卵)
コナジラミの生態と被害状況コナジラミは体長が約1~3mmほどの白色をした英語で「ホワイトフライ」と呼ばれるカメムシ目の虫です。

野菜を初め様々な植物に様々な種類が存在しています。家庭菜園で良く見かける種類はタバココナジラミやミカンコナジラミ・オンシツコナジラミなどです。

株をゆすると白い粉が舞う様にコナジラミの成虫が一斉に飛び立ちます。


コナジラミは幼虫と成虫ともに葉の裏側から吸汁し、多発すると糞で葉がベトベトになります。特に株の先端の新葉を好んで吸汁します。

糞が汚らしいのも問題ですがコナジラミが発生して一番の問題になるのは、ナス科やウリ科の野菜に様々なウイルス菌を他の畑から運んで来て、自分の育てている野菜に病気が発生してしまう事です。






コナジラミを放っておくと野菜はどうなるの?

コナジラミの群生(成虫)
コナジラミの幼虫は葉の裏に固着して野菜の葉を吸汁します。成虫は幼虫同様に葉の裏から吸汁しますが、羽が生えているため次々と他の野菜へ移動して被害を拡大させていきます。

多発するとコナジラミの排泄物で葉がベトベトになり放っておくとそこにカビが生えて野菜の生育を阻害します。




コナジラミが発生する期間は?

コナジラミ(卵)
コナジラミの発生条件と発生しやすい期間発生時期は4月~10月頃の高温乾燥時期

コナジラミは春から秋にかけて発生する虫です。最盛期になると10日~14日周期で卵から成虫へと成長するので、繁殖するサイクルが早くなってみるみる数が増えてしまいます。

高温で乾燥に強いので夏場から本格的に発生するようになります。オンシツコナジラミは、ハウス内や室内では冬も発生します。




コナジラミの発生原因は?

コナジラミ(幼虫と蛹)
コナジラミの発生原因と対策コナジラミは周辺の植物や他の菜園から羽ありの成虫が飛来して寄生します。

畑の管理が悪く周辺に雑草が生えていることや害虫駆除剤を過多に使用して益虫が減らしてしまうことも発生原因となります。

マンションや家の軒下で野菜を育てている場合は、雨が殆ど当たらないため乾燥気味になりコナジラミが発生しやすい環境になりがちです。




コナジラミに被害に遭わない為の予防と対策は?

  • コナジラミがついていない苗や鉢植えを購入する。
  • 太陽光を嫌うのでシルバー色のマルチシートを敷く。
  • 背の低い野菜は目の細かい(0.8mm以下)防虫ネットをトンネル掛けする。
  • 成虫の飛来を防ぐために野菜の周辺に防虫ネットを立てる。
  • 周囲に背の高い植物を植えてコナジラミを遮る。
  • 灌水時は葉の裏に水を掛ける。株元は泥の跳ね返りには注意する。




コナジラミを殺虫剤を使わずに駆除するには?

コナジラミが少数であれば、晴れた日に牛乳と水を1:1で割ったものを散布すると呼吸できなくなり窒息してくれます。散布後は水できれいに流してしまいましょう。

コナジラミは黄色に集まる性質があるので、黄色の粘着板を利用して駆除することも出来ます。ある程度数が増えた時はこの方法で駆除することが出来ます。

コナジラミをはじめ日中に活動する虫は背中に光を受けて飛んでいるため、下から強い光が当たると上下の感覚を失ってうまく飛べなくなる性質があります。シルバーマルチを設置することも有効な対策です。

一般的に言われる木酢を薄めた物やトウガラシを浸けた液などを吹きかける方法はカビなどへの殺菌効果はありますが、害虫を駆除するだけの効果はないので一時的に逃がす程度しか期待できません。

殺虫剤を使うのが嫌な方は、住友化学から発売されている「粘着君」はどうでしょうか。この製品はでんぷん成分を主に作られていて、薬剤成分ではなく粘着性でコナジラミを退治できます。


コナジラミに効果がある殺虫剤ではない製品

粘着君

有効成分にデンプンを使用している環境にやさしい殺虫・殺ダニ剤で、臭いが少なく収穫前日まで使用できます。粘着性で退治するので薬剤抵抗性は殆どありません。

コナジラミだけでなく、アブラムシ類やハダニ類にも効果があります。
毒性が低く、ミツバチやテントウムシなどの益虫には殆ど影響がありません。

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コナジラミが大量発生した時の対処方法

コナジラミは自分の畑だけを駆除しても次から次へと他の畑や雑草地から飛んできます。マンションのプランター栽培でも羽があるため飛来してくるので完全に対策することは難しいでしょう。

少量のコナジラミなら手作業でも駆除できますが、株全体に発生した時は早急な対応をしないと手遅れになることもあります。コナジラミの一番の害は病原菌を媒介することなので、意地を張って病気を発生させてしまって強い薬剤で病気を治す事になれば意味がありません。

殺虫剤は・・・という方もいるかも知れませんが、生育の初期段階や収穫前の薬剤使用であれば決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響は殆どありません。

慣れないうちは無理をせず、野菜に影響の少ない初期段階での薬剤の利用を検討してみる事も大切です。






おすすめのコナジラミ駆除剤は?

コナジラミに効果があるやさしい殺虫剤

ベニカベジフルスプレー

蚊取り線香に含まれる殺虫成分のピレトリンが含まれている薬剤で成分は葉裏まで浸透し、葉の中や葉裏の害虫まで退治します。

持続性と速攻性が抜群でコナジラミの撃退効果が高い有機JAS適合の薬剤です。

ミツバチやテントウムシなどの益虫に影響が出ますので益虫に直接かからないように丁寧に散布しましょう。

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コナジラミに良く効く殺虫剤

ベストガード(粒剤)

一番おススメの薬剤です。

コナジラミ以外にも吸汁する害虫にとても効果があります。発生前の害虫予防に使えますし、もちろん発生してからも効果があります。残効性なので1か月~2か月ほど効果が持続するので使用回数が少なくて済みます。

散粒容器入りなので手軽に使用できますし、散布後の野菜の汚れが少ないのもおすすめできる理由です。

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