アザミウマの発生原因と駆除・対策方法は?アザミウマはどんな野菜にも発生する害虫で様々病気になるウイルスを野菜に運ぶ厄介な害虫です。ここではアザミウマの駆除方法や発生予防と対策などを分かりやすくレクチャーします。
アザミウマの見た目の特徴や生態と被害(食害跡) |
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キイロアザミウマの成虫アザミウマはスリップス(Thrips)とも呼ばれる多くの野菜に発生するやっかいな害虫で、体長は1~2㎜ほどで体色は黄色または淡黄色をしています。幼虫と成虫が野菜の葉だけでなく、茎・花・果実を吸汁します。アザミウマの食害跡は種類や被害を受ける部位により異なりますが、葉に白い斑点が付く・果実が白く膨れた状態になる・蕾が開かなくなるなどします。 アザミウマの種類はかなり多いのですが、良く見かけるのはミナミキイロアザミウマ・ネギアザミウマ・ミカンキイロアザミウマ・クロゲハナアザミウマです。 アザミウマの被害で特に問題なのは食害ではなく様々な病気のウイルスを野菜に媒介してしまうことです。中でもナス科・ウリ科・法蓮草などは被害が大きい傾向があり、特にウリ科野菜は黄化えそウイルスを媒介されます。 |
アザミウマを放っておくと野菜はどうなるの? |
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茄子のアザミウマ食害跡アザミウマはアブラムシ同様に野菜を吸汁するタイプの害虫ですが、アブラムシ類とは違って吸管がないため、野菜をかじりながら吸汁するので被害は深刻で甚大です。アザミウマは発生数そのものが少ない時は益虫により駆除されて被害はそれほど大きくなりませんが、益虫以上に数が増えると被害が出始めます。 アザミウマの雌は1匹で100~200個の卵を産みますが、30℃以下だと世代交代(卵~産卵)を約10~14日サイクルで繰り返すため、油断するとどんどん増殖してしまいます。 アザミウマに加害された部分は発育が遅れ、被害が更に拡大すると食害を受けた葉が褐色になり最後は枯死してしまいます。 |
アザミウマが発生する期間と発生の条件は? |
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被害を受けたトマトの果実の表面 発生時期は4月~10月の少雨時期 高温で乾燥した状態はアザミウマが発生しやすい絶対条件になります。逆に10℃以下になると生育活動は停止します。 農薬を多く使う畑では天敵となるテントウムシ・ヒメハナカメムシ・カブリダニが少なくなるのでアザミウマが発生しやすくなります。 多種多様な植物に寄生する為、畑の周辺に雑草が多いのが発生の条件です。 |
アザミウマが発生する原因は? |
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ネギの被害状況 硝酸態の窒素成分が多い肥料を与えすぎた時は、アザミウマの大好物のアミノ酸が野菜に過剰に作られてしまうためアザミウマが発生する原因になります。 また、害虫除けの殺虫剤を多用しすぎると天敵となる虫が減ってしまうためアザミウマ発生の原因になります。 アザミウマは他の野菜や植物から次々にやってきます。畑の周辺に雑草が多いことが発生の原因です。 |
アザミウマに被害に遭わない為の予防と対策は? |
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アザミウマを農薬を使わずに駆除するには? |
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毎日こまめに新葉の状態をチェックしましょう。 粘着君 |
アザミウマが大量発生した時の対処方法 |
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アザミウマは一駆除しても次から次へと増え続けます。数日家を留守にして帰ってきて畑を見たらアザミウマが大繁殖したということも。 |
おすすめのアザミウマ駆除剤は? |
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ベニカベジフルスプレー |
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ベストガード(粒剤) |
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