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ラッカセイ病気対策

ラッカセイが掛かる病気と治し方

ラッカセイにかかる病気の症状と対策。病気対策は早期発見が大切です。ラッカセイの葉や根の変色や変形からどの病気に掛かっているか正しく判断しましょう。画像を交えてラッカセイが良く掛かる病気の予防・治療法方法・原因について分かりやすく説明します!

ラッカセイが掛かる病気の原因と症状


ラッカセイ(落花生)の病気の症状と対策ラッカセイはマメ科の野菜で当たりが良く高温を好む野菜です。

弱酸性で水はけの良い根を深く張れる土壌を好み冷涼で気温が低く多湿環境下で栽培すると病気が発生しやすくなります。

ラッカセイの病気を防ぐには土壌の管理がポイント。

ラッカセイに発生する病気に多いのはカビが原因の病気です。長雨の時期は多湿環境になりやすいので、水やりを控えるなどして病気が発生しないように注意しましょう。

ラッカセイに発生する病気でよく見かける症状は

葉が褐色になる・葉が萎れる・葉に白いカビが生える・葉に黄色の小斑点が出る・根が腐る・根元が白くなる・葉に穴が空く・株が萎れる・株が枯れる・葉が枯れる・株の成長が悪い

などで、これらの症状が現れた時は病気を疑いましょう。




ラッカセイの褐斑病

落花生の葉に褐色でいびつな形の模様(斑点)が出来る。病
斑に黄色の輪郭があるのが特徴。


ラッカセイ(落花生)の葉が黄色や褐色に枯れる褐斑病発生しやすい時期:3~10月

症状の特徴
:カビが原因の病気で葉・茎・莢に発生する。健全な部分と病斑部分がハッキリとしている。

発生条件:気温が低い時期で雨の日が続くと発生しやすくなる。

治療方法
:薬剤(ベンレート水和剤)で治療が可能。

褐斑病の詳しい治療法と対策はこちらから



ラッカセイのそうか病

ラッカセイの葉の表面に淡い褐色のかさぶた状の病斑が出来る病気。


ラッカセイの葉の表裏にかさぶたのような小病斑が出来る発生しやすい時期:7月~10月

症状の特徴
:葉の表裏にかさぶた状小斑点が現れる。葉脈に沿って生じることが多い。葉柄に多数の病斑がができると葉柄が曲がる。

発生条件:梅雨時期に原因菌の胞子が飛散して伝染する。

治療方法
:連作を避ける。発病した葉を切り取る。収穫後の株は畑の外で処分する。



ラッカセイが掛かるその他の病気は?


白絹病土壌伝染性の病害で地際部に白色の菌糸が発生してしだいに茎葉が萎れる病気。

灰色かび病:初期は水が染みたような病斑が発生してそのうち褐色に変化します。しばらくすると灰褐色のカビが表面を覆ってしまいます。
灰色カビ病の詳しい対策

えそ萎縮病葉先が縮み萎れてくる病気。ウイルス病の一種で治療法がない野菜の不治の病。
ウイルス病の対策

根腐病:株が生育不良になり下葉から黄化する病気。株を引き抜くと根が褐変または黒褐変しているのが特徴。
根腐病の対策はこちら

汚斑病:8月頃に発生し急激に病気が進行する。初期症状は葉の表面に赤褐色の小斑点が現れて、次第に大きくなり直径1cm以上の輪郭がやがて不鮮明な暗褐色の病斑に変わる。

斑紋病アブラムシによって伝搬される病気で、葉に不規則な濃緑の斑紋やモザイク症状が現れる。不規則な茶褐色のえそ斑の病斑を生じることも。種子伝染する病気です。




ラッカセイの病気の発生を防ぐための対策は?

ラッカセイ(落花生)が掛かる病気の治療と予防対策ラッカセイの病気を防ぐには、気温が高くなってから苗を植えつけ、多湿にならないようにするのがポイントです。

ラッカセイの病気を防ぐには土壌の管理が大切。粘土質の多湿の土壌では生育も悪くなり病気が発生しやすくなるので、排水性の良い土壌で育てることが病気の抑制につながります。

ラッカセイを上手く育てるには石灰を多めに施して窒素肥料を少なめにします。また、連作での病障害も多いので、同じ畑に植える時は2から3年ほど間隔を空けるようにしましょう。

発病した株は畑に放置しないで持ち出して処分する様にし、残渣が残っていると病原菌が越冬して、翌年以降も病気が発生する原因となるので注意しましょう。

     




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