ショウガ病気対策
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ショウガが掛かる病気の種類と症状
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ショウガは実はショウガ科の高温多湿・多日照を好む野菜です。連作が出来ないので、同じ畑に植える時は間隔を空けるようにしましょう。
地上部に出ている葉や茎の状態や株全体の変化をよく観察して病気の早期発見に努めましょう。
ショウガは極度の日照不足と乾燥を嫌う性質をしています。定植後に堆肥マルチなどで保湿性の高い土壌で育て、乾燥しないようにこまめに水やりをすることが病気の発生を予防する最大のポイントです。
ショウガが掛かる病気に多い症状は
葉が萎れる・葉が枯れる・葉にモザイク模様が出る・株が萎れる・株が枯れる・葉が黄色くなる・葉が茶色くなる・葉に水染みに似た病斑が出る・茎が枯れる・茎が萎れる
などです。 |
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ショウガによく発生する病気の種類とその病気の治療方法・なぜ病気が発生するのかを調べて、万全に対策しておきましょう!
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ショウガのモザイク病
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ショウガの葉にモザイク模様が出来る病気
発生時期:6〜7月と10月
特徴:葉脈に沿ってモザイク模様(緑と黄色の濃淡がある)が発生する。
発生条件:ウイルスによって感染する。主な感染源はアブラムシ。
治療方法:株が小さいうちは被害が大きくなります。治療薬はなく予防が必須。
モザイク病の治療と対策はこちらから
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ショウガの根茎腐敗病
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ショウガの地際部に水染みが出来て枯れ始める。
発生時期:4月〜8月
特徴:カビが原因の病気で、ショウガの地際部にあめ色の水染みが発生する。病気が進行すると葉が黄色くなり、株が簡単に引き抜けてしまう。
発生条件:病原菌を持っている種ショウガから発病することが多い。同じ畑で連作すると根茎腐敗病は発生しやすくなります。
治療方法:薬剤による治療が可能。
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ショウガが掛かるその他の病気の種類は?
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ショウガのいもち病
葉や茎に発生。葉に初期は褐色で縁が黄色の小斑点が現れ、進行すると灰白色で縁が褐色の病斑に変わる。更に進行すると病斑部の外側に黄色の紡錘形の大型病斑となる。塊茎では地上部に出ている部位の葉鞘部が、水が染みたような状態または褐変する。葉鞘にそって病斑が進行するため、条斑状の病斑になる。
病気の対策:露出した塊茎に感染するので、特に、9月中旬〜10月中旬までは土寄せを行い、塊茎が露出しないようにする。
ショウガの白星病
葉に灰白色の小斑点が現れ、病気が進行すると病斑が少し透明化する。病斑同士が合体して縦長の不整形病斑となり酷くなると葉が枯死します。病斑上に小黒粒点(約0.1o)があるのが特徴。
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病気の対策:日当たりの良い土壌で育て、土壌の乾燥過多に気をつける。肥料切れでも発生しやすい。
紋枯れ病
葉鞘の症状は灰緑色や茶褐色の円形病斑が出来て、進行すると不整形病斑になり中心部は淡褐変し穴があく。葉の症状は水が染みたような病斑が出来て、進行すると不整形の大型病斑になる。塊茎の症状は、表皮があめ色になる。
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病気の対策:30度以上で多湿になると発生しやすい。病気に感染した種ショウガから発病する。連作を避ける。 |
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ショウガの病気の発生を防ぐための対策は?
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ショウガは連作障害があるのでショウガ科の野菜を植えた畑では最低でも4〜5年は間隔をあけるようにしましょう。
病気が発生した畑で翌年以降に連作をすると、残渣で越冬した菌が春に再び繁殖して必ず病気が発生します。数年空けて病原菌を死滅させましょう。
ショウガは種ショウガから病気が発生することが良くあります。種ショウガはスーパーなどのものではなく、病気を持っていない検査済みのものを利用することが病気を防ぐ最大のポイントです。
ショウガは高温多湿を好む野菜です。病気にならないようにするためには、水もちの良い土壌で育て夏場は水を切らさないようにすることも大切です。また、日照不足にならないように注意します。
梅雨時期や秋雨時期の雨が多い時期は、原因菌が雨水で運ばれて他の株に伝染してしまいます。病気が蔓延しないように排水経路を見直し、畝や畝間に水がたまる場所がないように心掛けることが病気の予防に繋がります。 |
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