野菜の病気対策と害虫対策 Guide Book

スイカ病気対策

スイカが掛かる病気の種類と対策

 はてなブックマークに追加

スイカの病気の症状と対策

スイカはウリ科の野菜で、通気性と排水性の高い土壌かつ日当たりが良い場所で育てることが病気を防ぐコツです。

ただし、乾燥に弱い性質をしているので、夏場以降の気温が高くなる時期は水やりをしっかりと行うようにしましょう。

スイカが病気になりやすい時期は、梅雨の長雨が続く時期で、高温で多湿の条件が長く続くとカビが原因の病気に掛かりやすくなります。

スイカに発生する病気でよく見かける症状は

葉が褐色になる・白い粉が葺いた様になる・葉が萎れる・葉に白いカビが生える・葉に小さな黄色の斑点が出る・葉にモザイク模様が出来る・根が腐る・葉に穴が空く・苗が枯れる・苗が萎れる・株全体が萎れる・葉が枯れる・成長が悪い

など症状は多岐に渡ります。
 
 
発生しやすい病気の種類と対策

スイカによく発生する病気の種類とその病気の治療方法・なぜ病気が発生するのかを調べて、万全に対策しておきましょう!

スイカの苗立ち枯れ病

スイカの苗が萎れて株全体が枯れる。苗が立ったまま枯れてしまう病気。


スイカの苗が萎れる枯れる病気

発生しやすい時期:5〜6月

症状の特徴:土中にいるカビが原因の病気。地際部の茎が褐色になって腐り、細くくびれる。進行すると株全体が萎れ、最後は枯れてしまいます。

発生条件:梅雨時期の高温多湿の環境で苗を育てると発生しやすい。

治療方法:薬剤での治療が可能。伝染するので発病した株はポリポットごと処分すること。


苗立ち枯れ病の詳しい治療法と対策はこちらから
 

スイカのつる枯れ病

スイカの葉の淵に薄褐色で不整形の病斑が出来る病気。


葉の縁に褐色で不整形の病斑が出る病気

発生しやすい時期:6〜7月

症状の特徴:初期は水染みに似た病斑が出来る。進行すると不整形の灰褐色の病斑に変わりる。枯れた葉には黒粒があり、葉の淵に症状が出るのが特徴。末期は株が枯れます。

発生条件:梅雨明け時期や株が衰える頃に多発する傾向があります。

治療方法:早期発見すれば薬剤による治療が可能。


つる枯れ病の詳しい治療法と対策はこちらから
 

スイカのつる割病

スイカの株が昼に萎れて夜に回復を繰り返す。進行すると萎れたままになる。


株が昼間は萎れるが夜に回復する「つる割れ病」

発生しやすい時期:6〜7月

症状の特徴:株全体が昼間は萎れて夜に回復することを繰り返し、病気が進行すると夜も回復しなくなって最後は枯れてしまう。

発生条件:ウリ科の野菜の連作障害で病気が発生しやすくなります。

治療方法:薬剤による治療のみ可能。


つる割病の詳しい治療法と対策はこちらから
 
 

スイカが掛かるその他の病気の種類は?

疫病
スイカの茎・葉・果実に黄褐色の病斑が出る。病気が進行すると病斑にうっすらとした白色のカビが生えます。
疫病の対策

菌核病
菌核病の症状はスイカの葉や茎が水に染みたような病斑が出来て軟化してうっすらカビのようなものが生える病気。
菌核病の詳しい対策

緑斑モザイク病
葉にモザイク模様の病斑が出る
モザイク病の対策

炭そ病
葉に円形で縁が褐色(灰白色)の病斑が現れて、中央部の色が薄くなる。進行すると黒い粒々が現れます。
炭そ病の対策

 

スイカの病気の発生を防ぐ対策は?


スイカは、高畝にして水はけを良くし、有機肥料(堆肥)を多めに施して風通しの良い日当たりの良い場所で育てることが病気の発生を防ぐポイントです。

スイカの弦は地面を這うように広がって育ちます。病原菌は葉や茎の傷ついた箇所から侵入しますので、敷き藁やシートを敷いて病気の感染を防ぐようにしましょう。

スイカは多湿を大変嫌います。土壌の排水性が悪い畑は注意が必要です。水はけが悪い土壌でスイカを育てている場合、長期間雨が続くと、カビによる病気が多発します。特に梅雨時期の雨が続いた時期は水やりを控えるなど工夫しましょう。

初心者は病気に強い抵抗性のある接ぎ木苗を利用すると病気の発生をある程度防ぐことが出来ます。
 
 はてなブックマークに追加
 
 
野菜種類別の病気対策一覧ページへ
 
野菜の病気と害虫対策 Guide Book
 
 
 
copyright© 野菜の病気対策と害虫対策
Guide Book all rights reserved.