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ナメクジ

ナメクジ対策・駆除(退治)

ナメクジ(カタツムリ)の発生原因と正しい駆除・対策方法 ナメクジ類は多くの野菜(植物)に発生するカタツムリと同じ貝の仲間です。夜行性で特にアブラナ科の野菜が大好物。ここではナメクジの駆除方法や発生予防と対策などを分かりやすくレクチャーします。

ナメクジの生態と被害(食害跡)

ナメクジの被害状況(ナメクジ成体)ナメクジとカタツムリは貝の仲間で雑食性の害虫です。幼体・成体共に野菜(植物)の葉におろし金で削ったような穴をあけます。

ナメクジ・カタツムリ共、幼体も成体も大きさが違うだけで見た目はどちらも似た姿をしています。

ナメクジ(カタツムリ)は夜行性で日中は落ち葉やプランターの裏側や石の陰に身を潜めて夜間に夜露に濡れた葉や花を食害します。

野菜に発生するナメクジですが、その他にも草花や柑橘系の果樹にも寄生して被害を発生させます。野菜の栽培地付近にこれらの植物が植えられている時は注意が必要です。

家庭菜園でよく見かけるナメクジとカタツムリの種類には「フタスジナメクジ」や「チャコウラナメクジ」「ノハラナメクジ」「ヤマナメクジ」「ウスカワマイマイ」などがいます。






ナメクジを放っておくと野菜はどうなるの?

ナメクジ(カタツムリ)の食害跡・被害跡野菜が成長してからは少量のナメクジが発生しても甚大な被害が出ることはあまりないのですが、幼苗期に食害に遭うと苗が茎だけになってしまうこともあるので注意が必要です。

またナメクジ(カタツムリ)が大量発生してしまった場合はある程度成長した株でも、新芽部分を食べられてしまうと野菜が生育不良になってしまいます。


秋植えの野菜の幼苗には注意が必要です。

秋野菜の植え付け時期に秋の長雨の時期が重なるとナメクジが好む環境となるため大量に発生することがあります。そのまま駆除せずに放っておくと数日で植え付けた苗が全滅してしまうこともあります。




ナメクジが発生する期間と発生の条件は?

ナメクジ発生しやすい時期 (ナメクジの卵)発生時期は3月~11月頃の多湿時期

ナメクジは春から秋を通じて1年中見かけますが、発生する時期は春(5月)の1回だけで、後は幼体から成体へ半年ほどかけて大きくなっていきます。

ナメクジが発生する条件は多湿で長雨が続く時期、露が発生する時期です。

ナメクジは秋から春にかけて落ち葉の下に半透明の卵を数個ほど産み付けます。




ナメクジが発生する原因は?

ナメクジ退治法 (ウスカワマイマイ成体)ナメクジは乾燥に弱いため、落ち葉や小石など太陽に当たらない隠れ家が多く散乱している管理が悪い畑ほど発生しやすくなります。

周囲に柑橘系の果樹が植えられていたり雑草が生い茂っていたりすることもナメクジ(カタツムリ)の発生原因になります。




ナメクジの被害に遭わない為の予防対策は?

  • 畑の周囲の雑草を定期的に刈り取ってナメクジの発生を抑制する。
  • 落ち葉や小石の除去、使用していない道具の管理をしっかりと行う。
  • 雑草地や果樹園の近くでは菜園を行わない。
  • 被害の少ない幼体時期に見つけて必ず駆除しておく。
  • 翌年の発生を防ぐために成体を見つけたら必ず駆除しておく。




ナメクジを農薬を使わずに駆除するには?

ナメクジを薬剤を使わずに駆除・退治するには?ナメクジ(カタツムリ)は夏を過ぎて秋雨が続くと産卵の為に食欲が旺盛になります。被害が大きくない夏前までの幼体を見つけて駆除しておきましょう。

ナメクジは乾燥と高温にはめっぽう弱いので、日中の気温が高い時間帯は動きが鈍っている時をねらって、鉢裏やプランター裏などの隠れ家を探すとすぐに見つかります。見つけたら処分しましょう。

ナメクジは塩や砂糖をかけると体の水分が塩に吸い取られて縮んで死んでしまいますがもちろん畑で塩を蒔くことは出来ません。塩の代わりに熱湯をかけると同じような効果がありますので試してみて下さい。

プランターや鉢栽培の時は、縁に3cm以上の幅がある銅製の網や板を取りつけてナメクジが侵入出来ないようにすると効果があります。

薬剤の使用が嫌な方は「なめくじいらっしゃ~い」という薬剤ではなく捕獲タイプの製品も販売されています。


おすすめナメクジ捕獲用品

なめくじいらっしゃ~い(アース製薬)

植木鉢やプランター、菜園や花壇のまわりやベランダに置いておくだけで、ナメクジを簡単に捕獲できる便利な製品です。

ナメクジが一度仕掛けに入ったら二度と外には出られない設計です。製造元はアース製薬なので安心して使用できます。


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ナメクジが大量発生した時の対処方法

ナメクジが大量発生した時の駆除・退治方法は?ナメクジは梅雨時期と秋雨時期になると次から次へと他の植物からやってきます。マンションで栽培していても雨に濡れた壁をつたってくるので高所だからと油断は出来ません。

ナメクジのやっかいな所は日中は身を隠して見つけにくい所です。ナメクジの発生を確認したら予防薬や駆除剤の散布も検討してみましょう。

薬剤は・・・という方もいるかも知れませんが、生育初期や収穫前の薬剤使用であれば、決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響は殆どありません。

無理な駆除を行って逆に害虫を増やしてしまって、結局「強い薬剤を大量に使用することになった」なんてことにならないように、慣れないうちは無理をしないで影響の少ない初期段階での薬剤の利用を検討してみる事も大切です。






ナメクジのおすすめの駆除剤は?

おすすめナメクジ駆除剤

ナメトール(HYPONeX)

家庭菜園や家庭園芸で発生するナメクジ(カタツムリ)に効果があります。有効成分は天然の土壌にも存在する成分で環境にやさしい殺虫剤です。

食べ残しは土中の微生物などにより分解されます。JAS(日本農林規格)が定める有機農産物栽培にも使用出来る薬剤です。

適用する虫の範囲が広い薬剤のため、ミツバチなどの益虫も駆除してしまいます。使用する際は適切な量を守りましょう。

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ナメクジ殺虫剤

スラゴ(日本農薬株式会社)

家庭菜園や家庭園芸で発生するナメクジ(カタツムリ)に効果があります。

有効成分の燐酸第二鉄は天然の成分で作物の株元にも散布できる殺虫剤です。

JAS(日本農林規格)が定める有機農産物栽培にも使用出来る薬剤で天敵、有用昆虫に対する影響が少なく、IPM(総合的病害虫管理)に適しています。

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