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テントウムシダマシの駆除と対策
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テントウムシダマシはナス科やウリ科の野菜を中心に多くの科の野菜に発生する害虫です。
羽に28個の黒い点があることからニジュウヤホシテントウ・オオニジュウヤホシテントウと呼ばれるテントウムシに似た害虫です。
幼虫・成虫とも葉や果実の肉を中心に食害しますが、葉の裏側から葉脈を残して表面がさざなみ状(網目状)に透けて見える食害跡を残します。成虫は雑食性で葉だけでなく果実にも食害します。
見た目はテントウムシに似ていますが、テントウムシダマシの野菜への被害は害虫の中でも甚大な部類です。
テントウムシダマシが発生しやすい野菜の種類は、ナス・ジャガイモ・トマト・ミニトマト・キュウリ・トウガラシ・ピーマン・エダマメ・ゴボウ・ハクサイ・カラスウリなどです。 |
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放っておくと野菜はどうなるの?
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テントウムシダマシは大食漢です。テントウムシダマシが野菜に大量に発生すると次々と葉を食害されて野菜の光合成が阻害され収穫量が減ってしまう原因となります。
特にウリ科(キュウリ・カボチャ)などは葉の光合成によって実が大きくなるのでテントウムシダマシの被害による影響は甚大です。 |
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発生する期間と発生の条件は?
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発生時期は4月〜10月頃
テントウムシダマシは4月に越冬した成虫がジャガイモの新芽に集まり一斉に産卵を始めます。孵化した幼虫が6月以降に成虫になって再び産卵をします。
関東から南に住むニジュウヤホシテントウは年に2回、関東より北に住むオオニジュウヤホシテントウは年に1回繁殖します。 |
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テントウムシダマシが発生する原因は?
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テントウムシダマシはナス科やウリ科の野菜を好むため、これらの科の野菜を植えると他の菜園などから飛来して畑に発生してしまいます。
ジャガイモを栽培している畑の近くでウリ科やナス科の野菜を栽培していると発生原因となります。 |
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被害に遭わない為の予防と対策は?
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- ジャガイモ畑のそばにはウリ科ナス科の野菜を植えないようにする。
- 被害に遭う野菜の周りをデントコーンを囲う様に植えて障壁にする。
- 幼虫や卵を発見したら見つけ次第処分する。
- 防虫ネットやトンネル掛けを行って成虫の飛来を防止する。
- 殺虫剤は害虫のみに効果のあるもの使用して益虫を殺さない。
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薬剤を使わずに駆除するには?
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テントウムシダマシは葉の裏にまとまって卵を産み付けます。成虫の飛来を確認したら株元の葉の裏を中心に卵を見つけて磨り潰してしまいましょう。この段階だと被害を最小限に食い止めることが可能になります。
孵化したばかりの幼虫は体長が小さいため発見が困難ですがある程度大きくなるまでは集団で食害するので葉の裏を見ると食害跡を見つけることが出来ます。幼虫を見つけたら葉ごと切り取って磨り潰すか天日の下で処分してしましょう。
テントウムシダマシの成虫は目立つ体色をしているので発見することは容易ですが、株元の葉が込み合った場所を好んで住処としているため、見落としやすいので株元の葉の裏を中心に丁寧に株全体を調べるようにしましょう。
成虫は少しの振動で落下してしまうので素手ではなくカップやペットボトルを切ったものなどで受けるようにして揺り落として捕獲しましょう。 |
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大量発生した時の対処方法
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テントウムシダマシは手で磨り潰すとオレンジ色の体液が付いてしまいます。
女性の方は虫が苦手と言う方も多いと思いますので、害虫のみに効果がある野菜への影響の少ない薬剤があるので利用を検討してみましょう。
薬剤を散布することで発生したテントウムシダマシを対処出来ますし万が一見落としてしまったものがいても安心です。
薬剤は・・・という方もいるかも知れませんが、生育初期や収穫前の薬剤使用であれば決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響は殆どありません。
無理な駆除を行って害虫を増やしてしまって必要以上の薬剤を使用するなんてことにならないように、慣れないうちは無理をしないで影響の少ない初期段階での薬剤の利用を検討する事が大切です。 |
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