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コガネムシの生態と被害(食害跡)

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コガネムシの生態と被害状況コガネムシは甲虫の仲間で、成虫期は野菜などの新葉を中心にを食害し、幼虫期は土中で成長しながら終齢幼虫になると野菜の根を食害します。

家庭菜園で良く発生するコガネムシの種類には、マメコガネ・ドウガネブイブイ・ヒメコガネ・アカビロウドコガネなどがいますが対処法はどの種類も同じです。

コガネムシによる被害状況ですが、成虫に葉をかじられた跡は不規則な穴が無数にあいているため、他の害虫の食害跡との違いがはっきりと分かります。
 
 

コガネムシを放っておくとどうなるの?

コガネムシの食害跡の見分け方コガネムシは夜間に飛来して土の中に卵を産み付けます。産み付けられた卵は野菜などの根を食害しながら翌年の春に成虫になって地上で葉を食害します。

つまり成虫を見かけたら土中にはすでに卵を産み付けている可能性があるという事なのです。

成虫の発見は幼虫に比べると容易ですが、処分せずに放っておくとかじられた葉は光合成が出来なくなり、生育不良や実成りが悪くなることがあります。

地下にいる幼虫の発見は難しいため発見が遅れることが良くあります。根を食害されてしまうと株がぐらついて生育不良になり酷い時は苗が枯渇します。

特にイモ類は幼虫にかじられた傷口から病原菌が侵入し腐敗してしまうことが多々あります。
 

発生する期間と発生の条件は?

コガネムシはいつ頃発生するのか?発生時期は5月〜11月頃

コガネムシ類は幼虫は7月〜10月頃に野菜に被害を与えますが、成虫は晩春から夏頃にかけて見かけるようになります。

未熟な有機物(腐葉土など)を使用するとそこが産卵場所になってコガネムシが発生しやすくなります。
 

コガネムシが発生する原因は?

コガネムシの発生原因は?コガネムシはあらゆる植物に寄生する害虫なので自分の畑だけ対策しても他の畑で繁殖してしまうため完全に防除することが難しいのが実情です。

コガネムシが野菜に付いてしまうとその糞の匂いで他のコガネムシを呼んで、次第に数が増えていきます。

成虫を処分せずに放っておくと、土中に卵を産んでしまい翌年には大量発生してしまいます。幼虫が大量に発見された畑は翌年以降も大量発生します。
 

被害に遭わない為の予防と対策は?

  • 畑の周囲の雑草を定期的に刈り取ってコガネムシの発生を抑制する。
  • 成虫は早期発見を心掛け、発見次第処分して卵を産ませないようにする。
  • 雑草地の近くでは菜園を行わない。
  • 腐葉土などの有機物は完熟したものを利用する。
  • 耕運時にに発見した幼虫は必ず処分する。
 
 
 

殺虫剤を使わずに駆除するには?

コガネムシの捕獲トラップコガネムシの幼虫は耕運する際に見つけて処分し、成虫は活動が活発でない早朝に葉の裏表を目視で観察して見つけ次第処分しましょう。

また、右の写真の様なコガネムシをつかまえるトラップがネットショップでは販売されています。

こういったトラップならそれほど労力を使わずに簡単にコガネムシを捕獲することが出来るので、このようなトラップアイテムを利用するのも良いでしょう。
 
 

コガネムシが大量発生した時の対処方法

コガネムシは春に幼虫がいなくても夏になると成虫が他の畑や雑草地からやってきます。マンションで栽培していても成虫は飛来してくるので夏場以降は注意して葉の状態を観察しておきましょう。


コガネムシが大量に発生していたり秋植え野菜の根が食害に遭っているのが確認出来たら薬剤の散布も検討してみましょう。


薬剤は・・・という方もいるかも知れませんが、生育初期や収穫前の薬剤使用であれば、決められた量と決められた回数を守って使用すれば人体への影響は殆どありません。


無理な駆除を行って逆に害虫を増やしてしまって、結局「強い薬剤を大量に使用することになった」なんてことにならないように、慣れないうちは無理をしないで影響の少ない初期段階での薬剤の利用を検討してみる事も大切です。
 
 

おすすめのコガネムシ駆除剤は?

コガネムシに効果があるお奨めの殺虫剤マラソン乳剤

家庭菜園や家庭園芸で発生するコガネムシ類だけでなくオンブバッタやカメムシ類などの大型の害虫、あらゆる害虫に幅広く効果が期待できる殺虫剤です。

必要な量だけ作って本剤は長期保存が出来る溶剤を薄めて散布するタイプなので他の薬剤よりもお得です。

適用する虫の範囲が広い薬剤のため、ミツバチなどの益虫も駆除してしまいます。使用する際は適切な量を守りましょう。

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