ここから先は、具体的に病気の発生を抑制する方法について詳しく説明していきます。
野菜の病気の発生を減らすためには、防除策(病気対策)を身につけて、植え付け前にしっかり準備しておくことが大切です。
1.各野菜に適した環境つくり
日当たりや排水性が悪い・気候が合わない地域で栽培しても野菜は上手く育ちません。被害を受けやすい環境はそれだけで病気の発生条件が整っていると言えます。仮に収穫までたどり着いても収穫量は少なく、連作をすると環境はさらに悪化して生育は悪くなる一方です。
また、種をまく時期や苗を植える時期も大事です。その野菜に合った植え付け適期を守らないと病気に侵されやすい軟弱な株に育ってしまいます。
2.丈夫な種と苗から育てる
栽培する野菜の種や苗が病気に掛かっていたら初めから失敗したようなもの。病気にかかった種や苗を植える時点で畑に病原菌(病原体)を持ち込んでいることになります。
最近は病原菌(病原体)に強い「抵抗性品種」や病気に強い抵抗性のある「接ぎ木苗」が多く出回っているので、これらを利用することで病気の発生を大幅に防ぐことが出来るでしょう。
3.予防を心がける
どれだけ畑の管理を徹底していても、病気にかかりやすい品種や発生しやすい環境があるといつ病気が発生するかわかりません。病気になると野菜は数日で状態が変化してしまいます。早期発見、早期治療を心がけましょう。
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