尻腐病は病気と名前が付いていますが、実は生理障害の一つです。土壌のカルシウム分が少ないと多発しますが、単に野菜にカルシウムを与えればいいというような単純な病気ではありません。
尻腐病はカルシウムを不足させる要因を同時に取り除くことが大切です。
同じ場所で野菜を連作している・土壌の乾燥状態が続いている・肥料を多くやり過ぎている・肥料のチッ素分が多いものを利用している、などが土壌中のカルシウムを少なくしている要因です。
尻腐病は生理障害でありながら降雨時に土壌を流れる水で感染しますし、農作業で使う道具を使いまわすことでも簡単に他の株に感染します。土壌中の小動物なども感染の原因となります。
単なる生理障害と考えずに対策をしっかりと行いましょう。 |