酸性土壌になっていると土壌生物(線虫類)が発生しやすくなり、その食害跡から病気に感染するので、萎凋病の発生を抑制する為には薬剤や太陽光による土壌の消毒を行い排水計画を見直して再発を防ぐようにします。蒸気や熱水による土壌消毒も有効です。
発病してしまってからは、株ごと処分するか薬剤治療をするしか手立てはありません。萎凋病が発生した株は株ごと抜き取って畑の外に持ち出して焼却処分しましょう。
土壌中に株や葉、根の残渣を残してしまうと土壌中で厚膜胞子と呼ばれる耐久体となって越冬して翌年以降も萎凋病が発生するので注意しましょう。また、発症した野菜から取れる種子は病気が感染している可能性が高いので使わないようにしましょう。
薬剤(農薬)を使わずに病気を防ぎたい方は、発生前の予防と対策をしっかりと行っておくことが大切なのです。 |