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ズッキーニ病気対策

ズッキーニの病気の種類と対策

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ズッキーニの病気の症状と対策

ズッキーニはウリ科の野菜で、同じウリ科との連作を避けて日当たりが良い場所で育てることが病気を防ぐコツです。

高温を好む野菜なので、植え付ける時は地温の確保が病気を防ぐ上での大切なポイント。地温が上がってから植え付け、気温の低い地域ではホットキャップを被せるなどしっかり対策しましょう。

ズッキーニが病気になりやすい時期は、梅雨の長雨が続く時期〜8月までで、高温多湿の条件が続く時期にカビが原因の病気(うどん粉病や疫病など)に掛かりやすくなります。

ズッキーニに発生する病気でよく見かける症状は

葉が褐色になる・白い粉がまぶした様になる・葉が萎れる・葉に白いカビが生える・葉に小さな黄色の斑点が出る・葉にモザイク模様が出来る・葉に穴が空く・幼苗が枯れる・苗が萎れる・株全体が萎れる・葉が枯れる・成長が悪い

など症状は多岐に渡ります。
 
 
発生しやすい病気の種類と対策

ズッキーニによく発生する病気の種類とその病気の治療方法・なぜ病気が発生するのかを調べて、万全に対策しておきましょう!

ズッキーニのうどん粉病

ズッキーニの葉にうどん粉(小麦粉)を振りかけたようなカビが生える病気です。


ズッキーニの葉にうどん粉をまぶした様な白色の粉(カビ)が生える病気発生しやすい時期:6〜8月

症状の特徴:カビが原因の病気。初期の症状はポツポツ薄っすらと白色の綿のようなカビが発生して、病気が進行すると葉の表面全体を覆うようにびっしりと白色のカビが生えます。最後は株が枯れてしまいます。

発生条件:梅雨時期の日照時間が短く気温が低く乾燥した状態が続くと発生しやすくなります。プランターで雨の当たらない場所で育てるとよく発生します。

治療方法:薬剤での治療が可能。風通しを良くして日が株全体に当たるようにしましょう。



うどん粉病の詳しい治療法と対策はこちらから


 

ズッキーニのモザイク病

ズッキーニの葉にモザイク模様が現れる病気。葉が縮んだり捩れたりすることもあります。


葉の葉が変形したりモザイク模様が出たりする病気発生しやすい時期:5〜8月

症状の特徴:初期は葉にモザイク模様が出ます。病気が進行すると葉が萎縮し株の成長が極端に悪くなります。

発生条件:アブラムシやカメムシなど吸汁する害虫によって、他の野菜からウイルスが運ばれて来て感染します。

治療方法:野菜の不治の病と言われ、薬剤による治療は出来ません。害虫の飛来を防除しましょう。


ウイルス病の詳しい治療法と対策はこちらから

 
 

ズッキーニが掛かるその他の病気の種類は?

疫病
ズッキーニの茎・葉・果実に水染みに似た病斑が出る。病気が進行すると徐々に茎や果実に暗褐色の大きな病斑が発生、病斑にうっすらとした白色のカビが生える病気です。
疫病の対策

褐斑病
葉の表面に淡褐色の病斑が出始め、進行するにつれ次第に大きくなっていく病気。酷い時は株が枯死することも。伝染性があり放置しておくと他の野菜にも感染します。
褐斑病の詳しい対策

斑点病
初期症状は葉や茎に水が染みたような淡い黄色の小さな斑点が現れて、次第に大きく褐色に変化する病気。病斑の周囲が黄色く縁取りしたようになるのがこの病気の特徴です。
斑点病の対策

 
 

ズッキーニの病気の予防と対策は?


ズッキーニの病気対策まとめ

ズッキーニは、日当たりを良くして地温を高くすること、風通しの良い場所で育てることが病気の発生を防ぐ最大のコツです。

ズッキーニは窒素分の多い肥料を与えすぎると葉が茂りすぎて風通しが悪くなると病気が発生しやすくなります。必要以上に肥料を与えすぎないように注意しましょう。

ズッキーニが感染する病気の病原菌は、降雨時や水やり時の泥の跳ね返りで、葉や茎の傷ついた箇所から侵入します。敷き藁やシートを敷いてやり、泥の跳ね返りを防いで病気の感染を防ぐようにしましょう。

ズッキーニは多湿を大変嫌います。土壌の排水性が悪い畑は病気が多発します。水はけが悪い土壌で長期間雨が続くと、カビによる病気が多発するので、梅雨時期は水やりを控えるなどしましょう。この時期は自然の雨だけで十分です。

ズッキーニの苗を植え付けた後は地温の確保が大切です。ビニルキャップやホットキャップを利用して地温を確保してやることで病気の発生をかなり抑制することが出来ます。

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