野菜の病気対策と害虫対策 Guide Book

オクラ病気対策

オクラが掛かる病気の症状と対策

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オクラの病気対策

オクラを栽培する時は弱酸性で肥沃な土壌を好み、排水性・水はけを良くして多湿にならないようにすることが病気の発生を予防するコツです。

オクラは太陽光を好むので、下葉が込み合わないように摘葉を行い株元に日を当てて丈夫に育てるようにしましょう。

植え付ける時期を適切に守ることも病気の発生を予防する上では大切なポイントになります。

オクラに発生する病気に多い見た目の症状は、苗が枯れる・葉に白いカビが生える・葉が黄色くなる・葉が茶褐色になる・葉に灰色の斑点模様が出来る・果実に水が染みたような黒斑が出る・小さな斑点が出来る・果実に不規則な黒い点が出る・葉に穴が空く・葉が萎れる・株が枯れる・株の成長が悪いなどです。
 
 
発生しやすい病気の種類と対策

オクラによく発生する病気の種類とその病気の治療方法・なぜ病気が発生するのかを調べて、万全に病気の対策をしましょう!

ウイルス病

オクラの葉が縮んだり丸まったりモザイク模様出来る

オクラの葉が縮む・モザイク模様が出来る発生時期:5〜7月
症状の特徴:葉や茎に症状が現れる。葉に濃淡のあるモザイク模様や葉に奇形を生じる。
発生条件:アブラムシにより伝染する。
治療方法:薬剤治療は不可。ただし防除することが可能。

ウイルス病の詳しい治療法と対策はこちらから

 

苗立枯病

オクラの苗の茎の根元が細くなり茶色く変色して立ったまま枯れる

オクラの苗が立ったまま枯れる「苗立枯病」発生時期:5〜6月
症状の特徴:土壌中のカビが原因で発生する。上部から病気が進行して株が立ったまま枯れる。
発生条件:梅雨時期など雨が続いて土壌が多湿で気温が高いと多発します。
治療方法:薬剤による治療が可能です。

苗立枯病の詳しい治療法と対策はこちらから

 
 

オクラが掛かるその他の病気の種類は?

幼果の先が褐色に。表面にカビ:灰色かび病対策

葉に褐色の小斑点が出る:褐斑病の症状と対策

葉に白いカビが生える:うどん粉病の症状と対策

黄化し先端葉を残し落葉:半身萎凋病対策
 

オクラ病気対策・予防のまとめ

オクラの病気の治療と予防対策まとめ

オクラはアフリカの原産の野菜のため比較的高温を好む性質です。十分気温が上がってから植えないと病気に掛かりやすい上、霜に当たると枯れてしまいます。オクラは初期の生育が遅いので、種まきが遅いと収穫期間が短くなり収穫量が減ってしまいます。植え付け適期を守ることが大切です。

オクラに発生する病気の殆どは土壌の加湿によって発生するカビが原因です。土壌は水はけが悪くならないように注意すると病気の発生をかなり防ぐことが可能です。

苗立枯病が発生したポリポットは新たな発生源となってしまうので確実に廃棄して再利用しないようにして下さい。直植えした時は発生した苗は株ごと抜き取って畑の外へ持ち出して処分するようにします。

育苗用のポットや用土は消毒済みのものや新しいものを利用するようにして感染を防ぐようにしましょう。

オクラにはアブラムシ類が発生しますが、アブラムシはウイルス病を伝播するためモザイク病ウイルス病に感染してしまいます。病気の予防として害虫駆除をしっかりと行う様にしましょう。ウイルス病は感染すると治療法がない野菜の不治の病です。

病気の症状に思われるもので光線不足や低温が主な原因でオクラのイボ果が発生します。果実部分にごま粒から米粒大ほどの突起物が生じますが、これは肥料不足(特に窒素)と土壌の過湿によって発生するもので、病気ではなく生理障害なので食べても支障はありません。
 
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