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白菜病気

白菜が掛かる病気の症状と対策

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白菜の病気の症状と対策

白菜は弱酸性で水はけの良い根を深く張れる土壌を好み冷涼な気候を好むので、気温が高く多湿の時期に栽培すると病気が発生しやすくなります。

白菜に発生する病気に多い症状は、葉が黄色くなる・葉に白いカビの様なものが出来る・根が腐る・葉に穴が空く・葉が萎れる・葉が枯れる・株がブヨブヨになる・成長が悪いなどです。
 
 
発生しやすい病気の種類と対策

よく発生する病気の種類とその病気の治療方法・なぜ病気が発生するのかを調べて、万全に病気の対策をしましょう!

菌核病

白菜の地面近くの葉が淡い褐色になり、病気が進行すると黄褐色になって腐敗する

白菜の葉が黄色になる病気発生時期:7〜11月
特徴:カビが原因の病気で、発病した葉を捲ると白色の綿状のカビや黒い塊がある。
発生条件:気温が低く雨が続くと多発する。
治療方法:薬剤での治療が可能。

菌核病の詳しい治療法と対策はこちらから

 

尻腐病

収穫間際に白菜の外葉の葉柄に薄い褐色の病斑が出来る

白菜の株が腐る病気発生時期:11〜1月
特徴:土壌感染するので早急な治療が必要
発生条件:土壌中のカルシウム不足によってカビが原因で起こる病気(生理障害)
治療方法:無農薬と薬剤による治療が可能。

尻腐病の詳しい治療法と対策はこちらから

 

軟腐病

白菜の外葉に水が染みたような暗褐色の病斑が出来る・進行すると腐った匂いがする

白菜の葉が水で染みたようになる病気発生時期:10〜1月
特徴:結球気にもっともよく発生する。
発生条件:高温で多湿環境で水はけの悪い土壌で多発します。
治療方法:薬剤による治療のみ可能。

軟腐病の詳しい治療法と対策はこちらから

 
 

白菜が掛かるその他の病気は?

根こぶ病
根の表面に病斑が出る
根こぶ病の詳しい対策

ベト病
葉に染みた斑点が出る
べと病の詳しい対策

モザイク病
葉にモザイク模様が出る
モザイク病の対策

黄化病
葉先が黄色く変色する
黄化病の対策はこちら

黒斑病
葉の周囲に黒縁の灰色の斑点が出る
黒斑病の対策
 
 

病気の発生を防ぐための対策は?

ハクサイの病気の治療と予防対策まとめ

白菜は根を浅く広く張る性質があります。病気の発生を予防するために、有機肥料(堆肥)を多めに施して、畑を良く耕してふかふかの水はけの良い土壌で栽培するのがポイントです。

白菜を病気に掛からずに育てるには種蒔きと植え付けの時期が大切です。種を蒔く時期が早すぎるとモザイク病が発生しやすくなります。

白菜は多湿条件を嫌います。水やりは畑の乾燥が続いた時に適量だけ行いましょう。水はけが悪い土壌・雨が多い気候だと軟腐病が発生しやすくなります。特に秋の長雨時期は注意が必要です。

白菜には多くの品種があるので栽培する土壌に合った品種を選ぶことが病気を防ぐ対策に繋がります。
 
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