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大根病気

大根の病気の症状と対策

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大根の病気の症状と対策

大根は直根性の野菜で土に根を深く張る性質をしているので、水はけの良い土壌を心掛けて冷涼な気候で育てる事が病気発生の予防に繋がります。

大根に発生する病気に多い症状は

葉が黄色い・葉に白いカビの様な白い斑点が出来る・根に黒い点(斑点模様)が出来る・葉に穴が空く・葉が萎れる(ねじれる)・葉が枯れる・根が腐る・成長が悪い

などです。
 
 
発生しやすい病気の種類と対策

大根によく発生する病気の種類とその病気の治療方法・なぜ病気が発生するのかを調べて、万全に対策しておきましょう!

白さび病

葉の表裏が黄色く変色して症状が進むと白色の斑点が出る。

大根の葉が黄色になる病気発生時期:4〜6月
特徴:伝染病のため早急な治療が必要。
発生条件:白さび病はカビが原因の病気で暖冬で雨が多いと発生率が高くなります。
治療方法:無農薬・薬剤の両方の治療が可能。

白さび病の詳しい治療法と対策はこちらから

 

バーティシリウム黒点病

大根の根の維管束に黒色の点が表れる

発生時期:9〜11月
特徴:萎黄病に似ているが葉には症状が出ない。
発生条件:アルカリ性土壌で多発する傾向がある。
治療方法:薬剤による治療のみ可能

詳しいバーティシリウム黒点病の対策は作成中

 

大根の萎黄病

大根の葉が小さくなったりねじれたようになったり奇形化する

葉がねじれる・葉が小さい発生時期:7〜9月
特徴:地際部の茎を切って断面を見ると萎側管の一部が褐色に変色している。
発生条件:高温で多湿環境で多発する
治療方法:薬剤による治療のみ可能。

萎黄病の詳しい治療法と対策はこちらから

 

ダイコンが掛かるその他の病気は?

株が萎れる・腐敗する 軟腐病の対策

葉に染みた様な斑点が出る べと病の対策

葉にモザイク模様が出る モザイク病の対策

葉の周囲に1〜2oの黒斑が出る 黒斑病の対策
 
 

大根の病気の発生を防ぐ予防と対策は

ダイコンの病気の治療と予防対策

大根はアブラナ科の他の野菜を育てた畑で連作すると、病気や連作障害が発生して上手く育てられません。大根は連作を嫌うので連作は厳禁です。1年〜2年の間隔を空けて栽培しましょう。

大根は「ダイコン十耕」と言われる野菜で、植え付け前に土壌を良く耕すことで根割れや病気の発生の予防になります。土壌の浅い畑は深く掘り下げると萎黄病が発生しやすくなるので高畝にして育てましょう。

大根は多湿条件を嫌います。水やりは土の表面が乾いた時のみに行いましょう。水はけが悪い土壌・雨が多い気候だと病気が発生しやすくなります。

冷涼な気候(15〜20℃)を好む野菜ですが、実は1年中栽培することが出来ます。秋以降の栽培は病気が少なく上手に育てられますが、春から秋にかけて育てる時は病気と害虫が多いので暑さに強い丈夫な品種を選ぶことが病気の発生の予防になります。
 
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